日本株で利益を出している人が実践している習慣5選

日本電信電話/NTT(9432) 元証券マン【日本株投資】

日本株で利益を出している人が実践している習慣5選

日本株で利益を出している人が実践している習慣5選

1. 明確な売買ルールを持つ

概要

日本株で安定して利益を出している投資家の多くは、感情に流されずに取引を行うための明確な売買ルールを持っています。売買ルールとは、どのような条件で株を買い、どのような条件で売るのかを事前に決めておくことです。これにより、相場の急変や一時的なニュースに惑わされず、冷静な判断が可能となります。

具体例

例えば、ある投資家は「株価が移動平均線を上回ったら買い、下回ったら売る」というシンプルなルールを設定しています。また、別の投資家は「PERやPBRが一定水準以下の割安株のみを購入し、目標株価に到達したら売却する」といった基準を設けています。これらのルールは、投資スタイルやリスク許容度に応じてカスタマイズされています。

メリット

明確な売買ルールを持つことで、感情的な判断ミスを防ぐことができます。特に相場が急落した際や、急騰した際に冷静さを保ちやすくなり、長期的に安定した成果を得やすくなります。また、ルールに従うことで取引の一貫性が生まれ、過去の取引を振り返って改善点を見つけやすくなります。

難しいポイント

売買ルールを作っても、実際の取引で守り続けるのは簡単ではありません。相場が大きく動いたときや、予想外のニュースが出たときには、ルールを破ってしまいたくなる誘惑に駆られます。また、ルールが市場環境に合わなくなった場合、柔軟に見直す必要もあります。

難しいポイントの克服方法

ルールを守るためには、取引記録をつけて自分の行動を客観的に振り返ることが有効です。また、ルールが機能しなくなった場合は、過去のデータを分析し、必要に応じてルールをアップデートすることが大切です。さらに、ルールを守ることの重要性を再認識するために、定期的に自分の投資目的や目標を見直すことも効果的です。

2. 連続増配や高配当銘柄に注目する

概要

利益を出している投資家は、安定した配当を継続的に出している企業や高配当銘柄に注目しています。連続増配とは、企業が毎年配当金を増やし続けている状態を指し、こうした企業は財務基盤が強く、株主還元意識も高い傾向があります。

具体例

例えば、10年以上連続で配当を増やしている大手企業や、配当利回りが市場平均を上回る企業に投資するケースが多いです。実際に、ある投資家は「配当利回りが一定水準以上で、かつ過去5年以上増配を続けている企業のみをポートフォリオに組み入れる」というルールを設けています。

メリット

連続増配や高配当銘柄に投資することで、株価の値上がり益だけでなく、安定した配当収入を得ることができます。特に相場が不安定な時期でも、配当が下支えとなり、長期的な資産形成に役立ちます。また、企業の財務健全性や経営の安定性を重視することで、リスクを抑えた投資が可能となります。

難しいポイント

高配当や連続増配銘柄であっても、業績悪化や経営環境の変化によって減配や無配に転じるリスクがあります。また、配当利回りが高すぎる場合は、株価が大きく下落しているケースもあり、注意が必要です。

難しいポイントの克服方法

企業の業績や財務状況を定期的にチェックし、減配リスクが高まっていないかを確認することが重要です。また、配当利回りだけでなく、企業の成長性や事業内容も総合的に判断することで、リスクを分散できます。複数の高配当銘柄に分散投資することも有効な対策です。

3. 中期経営計画や企業の成長戦略を重視する

概要

利益を出している投資家は、企業が発表する中期経営計画や成長戦略をしっかりと分析しています。中期経営計画とは、企業が数年先までの経営方針や目標、成長戦略をまとめたもので、将来の業績や株価の動向を予測する上で重要な情報源となります。

具体例

例えば、ある投資家は「新規事業への積極投資や海外展開を掲げている企業」「中期計画で明確な数値目標を設定している企業」に注目しています。また、過去の中期計画と実績を比較し、計画達成率が高い企業を選ぶことで、信頼性の高い成長企業を見極めています。

メリット

中期経営計画や成長戦略を重視することで、短期的な値動きに惑わされず、長期的な視点で投資判断ができます。企業の将来性や成長ポテンシャルを見極めることで、大きな値上がり益を狙うことも可能です。また、計画達成に向けた企業の努力や経営陣の手腕を評価することで、より納得感のある投資ができます。

難しいポイント

中期経営計画はあくまで企業の目標であり、必ずしも実現するとは限りません。計画が過大であったり、外部環境の変化によって未達に終わるリスクもあります。また、計画内容が抽象的で具体性に欠ける場合、投資判断が難しくなります。

難しいポイントの克服方法

過去の中期計画と実績を比較し、計画達成率や経営陣の実行力を確認することが大切です。また、複数の情報源を活用して、計画の実現可能性を多角的に分析することも有効です。さらに、計画内容が不明瞭な場合は、IR説明会や決算説明資料などを活用して、企業の本気度や具体的な施策を確認しましょう。

4. 予測できない事態への備えを怠らない

概要

相場は常に予測困難なリスクにさらされています。利益を出している投資家は、金利変動や為替リスク、地政学的リスクなどに備え、資産の分散や損切りルールの設定を徹底しています。これにより、大きな損失を回避し、安定した運用を続けることが可能です。

具体例

例えば、複数の業種や企業に分散投資を行い、特定の銘柄やセクターに依存しないポートフォリオを構築しています。また、あらかじめ損切りラインを設定し、株価が一定水準を下回った場合は機械的に売却することで、損失の拡大を防いでいます。

メリット

リスク管理を徹底することで、予測不能な事態が発生しても資産全体への影響を最小限に抑えることができます。特に大きな相場変動時にも冷静に対応でき、長期的な資産形成を継続しやすくなります。また、リスクを意識することで、無理な投資や過度なレバレッジを避けることができます。

難しいポイント

リスク管理は地味で手間がかかる作業であり、つい後回しにしてしまいがちです。また、損切りを実行する際には心理的な抵抗があり、損失を確定させることに躊躇してしまうこともあります。さらに、分散投資を徹底しすぎると、リターンが薄まる可能性もあります。

難しいポイントの克服方法

リスク管理の重要性を再認識し、定期的にポートフォリオの見直しを行うことが大切です。損切りルールは事前に明確に決めておき、実際の取引では機械的に実行することで、感情に左右されにくくなります。また、分散投資のバランスを見直し、リスクとリターンの最適化を図ることも重要です。

5. 自分自身で情報を集めて主体的に判断する

概要

利益を出している投資家は、他人の意見やメディア情報に依存せず、自ら企業の決算資料やニュースを確認し、主体的に投資判断を行っています。自分の視点で情報を分析し、納得した上で売買を行うことで、長期的に安定した成果を得やすくなります。

具体例

例えば、企業のIR資料や決算説明会の内容を自分でチェックし、業績や事業内容を深く理解した上で投資判断を下しています。また、日常生活や仕事を通じて得た気づきを投資に活かすケースも多く、実際に店舗を訪れて消費動向を観察したり、業界のトレンドを自分の目で確かめたりしています。

メリット

主体的に情報を集めて判断することで、他人の意見に流されず、自分の投資スタイルを確立できます。また、情報の真偽や重要性を自分で見極める力が身につき、投資判断の精度が向上します。さらに、納得感のある投資ができるため、長期的に株を保有する「握力」も強くなります。

難しいポイント

情報収集には時間と労力がかかり、初心者にとってはどの情報が重要なのか判断が難しい場合もあります。また、情報過多に陥り、かえって判断が鈍ることもあります。さらに、主体的に判断するには一定の知識や経験が必要です。

難しいポイントの克服方法

情報収集の際は、信頼できる情報源を絞り、定期的にチェックする習慣をつけることが大切です。また、最初はシンプルな指標や基本的な財務データから始め、徐々に知識を深めていくと良いでしょう。分からない点は専門家の意見を参考にしつつも、最終的な判断は自分で下す姿勢を持つことが重要です。

まとめ

日本株で利益を出している人は、明確な売買ルールの設定、連続増配や高配当銘柄への注目、企業の成長戦略の重視、リスク管理の徹底、そして主体的な情報収集と判断を日々の習慣としています。これらの習慣は初心者にも実践可能であり、長期的な資産形成に大いに役立つものです。自分自身の投資スタイルを確立し、継続的な学びと改善を重ねることで、安定した成果を目指しましょう。

参考サイト : スマート投資家が知るべき日本の株式市場の実態は?約65%が短期の投機売買でマーケットノイズを生む。
主要プレイヤーであるヘッジファンドを徹底解説!

あとがき

日本株投資を続けて感じたこと

日本株で利益を出すために日々取り組んできたことを振り返ると、決して順風満帆な道のりではありませんでした。売買ルールを決めていても、相場の急変や予想外のニュースに動揺し、ついルールを破ってしまったことも何度もありました。特に初心者の方は、最初は自分の決めたルールを守ることが難しいと感じるかもしれません。私自身も、感情に流されて損切りが遅れたり、利益確定のタイミングを逃したりした経験が何度もあります。

配当や成長戦略への期待と現実

連続増配や高配当銘柄に注目して投資をした際も、必ずしも思い通りにいくわけではありませんでした。配当利回りが高いからといって安心していたら、企業の業績悪化で減配や無配に転じてしまい、株価も大きく下落したことがあります。また、中期経営計画や成長戦略を信じて投資した企業が、計画通りに成長できず、株価が低迷したこともありました。企業の発表する計画や方針はあくまで目標であり、必ずしも実現するとは限らないという現実を何度も痛感しました。

予測できない事態への備えの難しさ

相場の世界では、予測できない出来事が突然起こることが多いです。地政学的な緊張や、国内外の経済政策の変化、自然災害など、どれも事前に完全に予測することはできません。私も、分散投資や損切りルールを徹底していたつもりでも、想定外の事態で大きな損失を出してしまったことがあります。特に、損切りを実行する際には「もう少し待てば戻るかもしれない」と迷いが生じ、結果的に損失が膨らんでしまったこともありました。

情報収集と判断の難しさ

自分で情報を集めて主体的に判断することの大切さは理解していても、実際にはどの情報が本当に重要なのかを見極めるのは簡単ではありませんでした。企業の決算資料やニュースを読み込んでも、専門用語や業界特有の動きが分からず、判断に迷うことも多かったです。また、情報が多すぎて混乱し、結局他人の意見に流されてしまったこともあります。初心者の方も、最初は情報の取捨選択に戸惑うことが多いと思います。

反省と学び

これまでの投資経験を通じて、最も反省しているのは「自分のルールや方針を守りきれなかったこと」と「リスクを過小評価してしまったこと」です。利益を追い求めるあまり、リスク管理をおろそかにしてしまい、結果的に大きな損失を出したこともありました。また、他人の成功談や一時的な流行に流されてしまい、自分の投資スタイルを見失いかけたこともあります。

初心者の方へのメッセージ

日本株投資は、決して簡単に利益が出るものではありません。むしろ、失敗や反省の連続です。しかし、失敗から学び、少しずつ自分なりの投資スタイルを確立していくことが大切だと感じています。最初は小さな金額から始めて、無理のない範囲で経験を積み重ねていくことをおすすめします。自分のルールを作り、守ることの難しさや、情報の取捨選択の大切さ、リスク管理の重要性を、実際の取引を通じて体感してほしいと思います。

これからも続けていくために

日本株投資は、日々の学びと改善の積み重ねです。相場環境や企業の状況は常に変化していくため、過去の成功体験にとらわれず、柔軟に対応していく姿勢が求められます。これからも、失敗や反省を糧にしながら、地道に知識と経験を積み重ねていきたいと思います。初心者の方も、焦らず一歩ずつ進んでいけば、きっと自分なりの投資スタイルが見つかるはずです。

最後に

日本株で利益を出している人が実践している習慣は、決して特別なものではありません。日々の積み重ねと、失敗から学ぶ姿勢が何よりも大切だと感じています。これからも、謙虚な気持ちを忘れずに、投資と向き合っていきたいと思います。

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記事を書いた人

プロフィール
こんにちは!私は山田西東京と申します。著作物とかはないですが、日本株の投資の中級者に成長し、一戸建て一軒とマンション一部屋を所有することができました。現在、株式投資と仮想通貨に情熱を持って取り組んでいます。リスク管理に徹することが成功の近道と信じています。

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