
有望な株式銘柄を見つけるためのスクリーニング方法を5つご紹介します。これらの方法を組み合わせることで、より効果的な銘柄選びが可能になります。
1. 財務指標によるスクリーニング
財務指標を用いたスクリーニングは、企業の財務健全性や成長性を数値で評価する方法です。主に以下の指標を活用します:
PER (株価収益率)
PERが15倍以下の銘柄をスクリーニングすることで、割安な銘柄を見つけることができます。
PBR (株価純資産倍率)
PBRが1倍以下の銘柄は、純資産価値よりも株価が低いことを示し、割安感があると判断できます。
ROE (自己資本利益率)
ROEが10%以上の銘柄は、資本効率が高く、成長性が期待できる可能性があります。
自己資本比率
自己資本比率が30%以上の銘柄は、財務健全性が高いと判断できます。
2. 成長性指標によるスクリーニング
企業の過去の成長実績や将来の成長予測を基にスクリーニングを行います。
売上高成長率
過去5年間の平均売上高成長率が5%以上の銘柄は、安定した成長を続けている可能性があります。
営業利益成長率
過去5年間の平均営業利益成長率が7%以上の銘柄は、収益性の改善が見込める可能性があります。
3. 新規上場企業 (IPO) のスクリーニング
新規上場企業は今後の成長が期待できる銘柄が多いため、注目に値します。ただし、以下の点に注意が必要です:
■割高な銘柄も含まれている可能性がある
■ロックアップ期間終了後の株価変動に注意
4. ネットキャッシュ比率によるスクリーニング
ネットキャッシュ比率は企業の財務健全性を示す指標の一つです。以下の条件でスクリーニングを行います:
■PER(会社予想) ≦ 10
■PBR ≦ 1
■時価総額 ≦ 10000万円
■負債 ≦ 流動資産
5. 情報収集によるスクリーニング
機械的なスクリーニングだけでなく、様々な情報源から銘柄情報を収集することも重要です。
ソーシャルメディア
TwitterやFacebookなどのSNSで投資家の意見や注目銘柄を確認します。
投資関連ブログ
個人投資家や専門家が運営する投資ブログから情報を収集します。
投資関連書籍
投資の専門書や著名投資家の著作から銘柄情報を得ます。
これらのスクリーニング方法を組み合わせることで、より精度の高い銘柄選びが可能になります。ただし、他人の意見や情報に頼りすぎず、最終的には自身で十分な調査と分析を行ってから投資判断をすることが重要です。
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